2026.9月号 for WORKERS 生成AI、どう使ってる?

コラム・読み物

9月号特集でも紹介した生成AI。
for WORKERSでは、楽しい活用方法や使い方のコツ、“やらかした!”をご紹介します。
紙面のアンケート期間以降も集めた情報もプラス!

まずは、どれくらい使われている?

回答者の29.9%が「プライベートで活用」、15.6%が「仕事でもプライベートでも活用」されていました。
調査日から約3か月がたち、さらに活用している方は増えているでしょう。

(このグラフは6/1~6/12にいただいた回答を元に作成しています)

仕事ではこんな使い方!

①議事録づくり

圧倒的人気だったのが議事録作成。
 • 会議録の作成
 • カンファレンス記録の整理
 • 音声からの議事録化
などに活用しているという声が多数ありました。
  

「議事録作成の時間が大幅に減った」
「(音声からの議事録化で)書記に集中しすぎず、会議参加に集中できるようになった」

②支援記録・ケアプラン作成

介護支援専門員やサービス管理責任者からは、
 • ケアプラン作成
 • 個別支援計画のモニタリング
 • 支援記録の整理
に使っているという声も。

「ゼロから書く負担が減った」

③文書・広報作成

 • 園だより
 • 家族向けお知らせ
 • チラシ
 • 研修資料
 • 広報誌
 • Instagram投稿文
など、文章作成のサポート役として使う職員も増えています。

  

「文章作成が苦手でも伝わりやすい文面になる」
「時間短縮になった」

プライベートでも大活躍

仕事以外の用途も実にさまざまです。
多かったのは、
 • 調べもの
 • 旅行計画
 • 献立づくり
 • 相談相手
 • 文章の校正
 • 趣味の情報収集
 • 画像加工を楽しむ  など。 

「推し活。自分の推しがなぜもっと売れないのか分析してもらった」
「気持ちの整理をしたいときに使う」
「誰かと話したい時に話し相手になってもらう」
「言語化できないモヤモヤを整理してくれた」

「使ってよかった!」エピソード

生成AIは優秀な「壁打ち相手」

生成AIの良さとして多かったのは、「一人で考え込まなくてよくなる」こと。
 • 思考の整理
 • アイデア出し
 • 支援方法の検討
 • 会議の進め方の相談
などに活用している人も少なくありません。

「悩んでいることに対し、いろいろな角度から回答してくれる」
「俯瞰的に物事を見ることができる」
「新しいアイディアをくれた」

という声がありました。

利用者支援にも繋がる例

写真加工機能を活用し、利用者がドレスを着ているように加工した画像をプレゼントしたら喜ばれたという素敵な事例も。
また、レクリエーションのアイデア探しや外出活動の候補探しなどに利用しているという声もありました。

みんなが感じているメリットは?

最も多かったキーワードは、
「時間短縮」
でした。
そのほかにも、
 • 返答が速い
 • 情報収集が楽になる
 • 文章作成がしやすい
 • 考えを整理できる
 • 自分では思いつかない視点が得られる
といった意見が寄せられています。

「反応が早い。対応が丁寧。」
「自分では作れないチラシができた」
「文章を作るのが苦手なので助かる」

一方で「やらかした!」も…

便利な生成AIですが、失敗談も数多く寄せられました。

「AIの答えを信じすぎてしまった」

最も多かった失敗がこれ。

 

「AIの間違った回答を鵜呑みにした」
「後で調べたら間違っていた」
「誤った手順書が作成されていた」

 

AIはもっともらしく間違えることがあります。
最終確認は必ず人間が行いましょう。

個人情報や著作権への注意

• 利用者作品を使った画像加工
• 写真に名前が写り込んでいた
• 会議録音への配慮不足
などの事例もありました。
福祉・介護現場では特に、
 ✅ 個人情報
 ✅ 著作権
 ✅ 録音・録画の同意
への配慮が欠かせないことを改めて感じさせられます。

アンケートで集まった「コツ」をご紹介

多かったアドバイスはこの3点。

コツ① 指示は具体的に

「細かく指示を出す」「具体的に問いかける」という回答が多数ありました。
❌「文章作って」
ではなく、
⭕「家族向けのお知らせを、やさしい言葉で300字程度で作成して」
のように伝えます。

コツ② 一発で決めようとしない

AIとのやり取りは会話です。
何度かやり取りしながら修正すると精度が上がります。

コツ③ 鵜呑みにしない

多くの経験者が口をそろえていたのが、
「最後は自分の目で確認する」
「重要なことは裏付けを取る」
ということ。
事実確認をして、必要な承認を経て使用します。
『人が責任を持つ』ことが必要です。

使ってみよう!

生成AIは、福祉・介護の仕事を奪うものではありません。
むしろ、
 • 書類作成の負担を減らす
 • アイデアを広げる
 • 考えを整理する
 • 利用者支援の時間を増やす
ための強力なサポーターです。
またプライベートでも「考えることを助けてくれるパートナー」として使うことができます。

うまく付き合えば、仕事も暮らしも少しラクになるかもしれません。
まずは気軽に触ってみることが第一歩。
あなたも「ちょっと試してみる」ことから始めてみませんか?

広報誌「ながさきのふくし」2026年9月号はこちら ≫

業務に合わせたプロンプト作成のコツを学ぶ
『福祉現場の生成AI活用研修会(実践編)』開催!

AIの基本操作を理解している方を対象に、より実践的な活用方法や業務に合わせたプロンプト作成のコツを学びます。

明日から現場で使える具体的な活用事例を通して、業務負担軽減と支援の質向上を目指します。

講師は、9月号特集でもご紹介した石橋哲哉氏。特集記事WEB拡充版で同氏へのインタビュー記事を掲載しているので、ご一読ください。
 

特集記事WEB拡充版はこちら ≫

■研修名

福祉現場の生成AI活用研修会(実践編)

■開催日時

令和8年12月10日(木) 13:25~16:00
16:00~16:30は退出自由の“放課後時間”。 
講師へ直接質問しアドバイスを受けることもできます。

■プログラム

1.生成AIを日々の業務に活かすポイント
2.安全に使うための実務ルール~セキュリティ~
3.明日から使える実践シナリオとプロンプト設計
4.既存生成AIのリニューアルとその活用(Gemini Notebook(旧NotebookLM))

■開催方法

Zoomによるオンライン

■参加・申込方法

長崎まなびステーションからお申し込みください。

■申込締切

令和8年12月2日(水)

■料金

長崎県社協会員:4,500円  非会員:15,000円

投稿日時|2026年9月1日8時00分