令和6年度長崎県市民後見人候補者養成研修【応用編】レポート
生活支援・権利擁護市民後見人候補者養成研修【応用編】を開催しました!
島原市・大村市・松浦市・壱岐市の4会場をオンラインでつなぎ、10/8,10/15,10/22の3日間、標記研修会を開催しました。【基礎編】に引き続き26名の市民の方のご参加があり、全日程が終了しました。
今後はフォローアップ研修や権利擁護の支援者としての実際の活動を通じ、さらなる知識・実践スキルの習得や経験を積みながら、市民後見人候補者が”候補者”に留まらず、将来的に「市民後見人」として活躍していただくことを目指します。
研修内容
- 福祉サービス等の理解(介護保険、障害福祉、生活保護、公的年金、医療)
- 成年後見制度の相談から申し立て
- 成年後見人等の職務(財産管理、裁判所への報告、身上監護)
- 市民後見人の活動の実際
【応用編】では【基礎編】で学んだ基礎的知識に加え、福祉サービスや具体的な市民後見人の業務について学び、ロールプレイの時間には受講者同士で積極的に意見交換される様子もみられました。
研修参加者の感想
- 介護保険制度、障害福祉サービス制度、生活保護制度、公的年金制度、それぞれの制度を説明いただき、大まかに理解することができました。
- 後見事務において欠かすことのできない財産管理について改めて流れを確認することができました。財産管理の中でも後見人が行って良いことと、良くないことの区別についても理解することができました。
- 身上監護の職務役割は多岐に渡り支援が必要であると実感。信頼関係を構築しながら、いずれ迎えなければならない老、病、死について本人の意向をしっかり聞いて寄り添うことが大切だと感じました。
- 実際に動いている方の声が聞けてどういった不安や悩んだ事など聞けてよかったです。入院の手続き、保証人、死去した場合、看取りについて様々な事を想定しながら動く必要もある事を理解できました。本人の思いの中で何を一番にしていくか、本当にこういった思いなのか、答えがでない時の難しさを話の中で感じました。
研修会場の様子
来年度も同様の研修を開催予定です。
権利擁護の普及推進にご興味のあられる方はぜひ来年度の参加をご検討ください!
投稿日時|2024年10月25日16時06分