能登派遣レポート vol.3(令和6年8月派遣)

能登派遣レポート

令和6年元旦に発生した能登半島地震。長崎県社協では、全国社会福祉協議会からの要請を受け、県内市町社協と共に被災地へ職員を派遣しました。
実際に被災地での支援活動を行った職員からの、”生の声”をお届けします。

第3回は、総務企画課所属職員のレポートです。

支援活動の概要

■派遣期間

令和6年8月14日~8月20日(前泊後泊含む)

■派遣場所

珠洲市災害ボランティアセンター

■支援活動内容

ニーズ班にておもに下記の活動を行いました。

(1)ニーズの聞き取り
電話、ボランティアセンターの窓口で、被災者の方々から「依頼したいこと(ニーズ)」を聞き取り、キントーンというアプリに聞き取った内容の入力をして、現地調査班(ボランティアが活動する前に家屋等の状況を確かめに行く班)に引き継ぎます。
上がってくるニーズは、がれき撤去や家の中に残っているものの運び出しや、ブルーシート張りなど様々でした。
多い日は、一人で1日10件以上のニーズ受付を行いました。

(2)現地調査班の調査スケジュール作成

(3)物資の袋詰め
窓口に来所された人や現地調査班が持っていく、寄付品のタオルやお水、飴などを詰め合わせた「うるうるパック(うるうるセット)」の袋詰めなど。


*うるうるパック(うるうるセット):被災地域の方々が必要とする物資を各世帯に配付できるようにパックにしたもので、戸別訪問時等に「手土産」「お見舞い品」として渡す。

現地で感じたこと

活動初日、珠洲市に入ったとき、ほとんどの家屋が崩れていたり、崩れた家屋のがれきがそのままだったことにとても衝撃を受けました。

ニーズ班として活動する際にも、ものの取り出しやがれき撤去など、発災から半年以上経っているにも関わらず、いまだに毎日ニーズが上がっていることに、被害の深刻さを感じました。

社協で支え合う

珠洲市社協の人手不足を補うため、石川県社協をはじめ、石川県内の市町社協が入れ替わりで対応しており、『社協を支えるのは社協』であると改めて思いました。

私たちのまちが被災したら

もし長崎県で同じような災害が起きた時、被害が大きい市町社協へのバックアップを県社協が中心に行う必要があるため、災害ボランティアセンター設置訓練などを通して、市町社協や関係機関と連携を図り、有事の際に迅速な対応ができるようなつながり作りをしていくことが大事だと感じました。




今後も順次掲載予定

今後もレポートの掲載を予定しております。
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能登派遣レポート


関連リンク

珠洲市災害ボランティアセンター >
令和6年能登半島地震に係る石川県災害ボランティア情報の特設サイト >

投稿日時|2024年9月18日14時03分