能登派遣レポート vol.1(令和6年4月派遣)

能登派遣レポート

令和6年元旦に発生した能登半島地震。長崎県社協では、全国社会福祉協議会からの要請を受け、県内市町社協と共に被災地へ職員を派遣しました。
実際に被災地での支援活動を行った職員からの、”生の声”をお届けします。

第1回は、生活支援課所属職員のレポートです。

支援活動の概要

■派遣期間

令和6年4月12日~4月18日(前泊後泊含む)

■派遣場所

珠洲市災害ボランティアセンター

■支援活動内容

資機材班にておもに下記の活動を行いました。

(1)グループごとに必要な車両の割り振り、鍵の受け渡し
依頼内容によって必要な車両も異なるため、マッチング班の振り分け表をもとに、運転手の資格要件(AT限定、2T車も可 など)に応じて車両の割り振りや鍵の受け渡しを行う。

(2)修理依頼、給油、資機材の補完
車両のパンクや故障について提携先の業者へ都度連絡したり、ボランティアの方々が使用する資機材の状況を確認し、不足していれば補充する。必要に応じて給油も近くのガソリンスタンドにて行う。

ボランティア活動に向けたオリエンテーションの様子

現地で感じたこと

私自身の派遣が発災から3か月以上経過していたため、仮の宿泊施設等、生活環境がある程度保たれている中での活動でしたが、これが発災直後となると、水道・電気・ガス等のライフラインが整っていない状況下であるため、身体面・精神面ともに大きな負担になるのだろうと感じました。
帰る場所があり、食べるものがあることがどれほど幸せなことなのか、改めて考えさせられる機会となりました。

人、モノ、インフラ

資材については、思っていた以上に募金などで必要なものの確保ができていたようでしたが、モノはあっても人がいないと活用できないことに困難さを感じました(人的不足)。

私の派遣時には片側通行の箇所や一部通行止めの箇所もあり、水道や電気等の状況はもちろん、道路等のインフラ整備にもまだまだ課題がありました。

笑顔!

私の担当班としては直接住民の皆さんと関わる機会はほぼ無く、どちらかといえば社協職員やボランティアの方々との関わりが多かったのですが、その中で印象的だったのは、地元の珠洲市社協の職員が笑顔で接してくださったことです。
継続的な負担感もあると思われる中、また、派遣職員の入れ替わりも多い中、つらい顔を見せず、笑顔で対応してくださったことがとても印象に残っています。

ボランティアの方々は、活動を通して「初めまして」の関係からお互いの胸中を話し合える関係にまでなっていることを見ていて感じました。




今後も順次掲載予定

被災地支援のレポートは、これからも順次掲載いたします。

能登派遣レポート


関連リンク

珠洲市災害ボランティアセンター >
令和6年能登半島地震に係る石川県災害ボランティア情報の特設サイト >

投稿日時|2024年8月8日9時00分