“みんなちがって みんないい” 令和7年度地域共生共育プログラム『ともともPG』の実践校:対馬市立西小学校3~4年生『学習発表会』で学習+実践の成果を発表
地域福祉長崎県社会福祉協議会(以下、本会)では、令和3年度から行政、市町社会福祉協議会(以下、社協)、教育関係者、福祉施設・事業所、当事者団体、企業等と協力しながら、体験型の福祉教育〈学習〉に加え、ボランティア等の社会貢献活動等〈実践〉に一体的に取り組むことで、より効果的に“共に生きる”という意識を育むことを目指して、新たな地域共生共育プログラム『ともともPG』を推進しています。 今回、令和7年度の実践に協力いただいた4つの市社協(大村、平戸、対馬、南島原)のうち、対馬市社協の実践校である対馬市立西小学校で『学習発表会』が開催されました。 その中で『ともともPG』を通じて学習したことの発表があるとのことで、本会事務局長と地域福祉推進課担当課係長の2名が参加してきました。
1.実践対象校及び対象学年、人数
- 対馬市立西小学校 3~4年生 13人
2.協力団体(※は主に担当した内容)
- 社会福祉法人 梅仁会 養護老人ホーム丸山 ※講話・体験、施設見学・機器利用体験会、施設利用者との交流:七夕まつり、敬老会
- 峰地区ふれあい学習推進協議会他、地域の関係団体の方々 ※当事者との交流:パラバトスクールキャラバン、地域住民との交流:グラウンドゴルフ
3.学習発表会
- 開催日:令和7年11月13日(木)
- 開催場所:対馬市立西小学校 体育館(対馬市峰町三根361-30)
- 発表テーマ:「福祉ってな~に?」
- 参加者:対馬市立西小学校の全校児童31人、学校関係者、地域住民、保護者

4.学習内容と子どもたちが『ともともPG』を通じて学んだこと
- 私たちが生活する中での「ふくし」とは何かを考える →みんなにとって当たり前とは何だろう? →みんなが楽しく幸せに生活できるように助け合うことが大事!
- 私たちが住む地域を知り、その課題について児童で共有する →老人ホームではお年寄りが安全に生活できるように「観察」することが大事 →お年寄りを助ける道具がたくさんあった →老人ホームで働く人たちの思いや努力していることがわかった →障がいがあっても自分たちと同じように普通に生活できることを知った
- 地域の一員として、自分にできることを考えてみる →地域の行事に参加する →人と接する時、相手の気持ちを考える


5.さいごに
- 子どもたちは、「福祉ってな~に?」という今回のテーマについて、『学習』『実践」を通して考えた結果、詩人:金子みすゞの代表的な詩である“私と小鳥と鈴と”がぴったりだと思ったそうです。
- 発表の最後に全員で朗読してくれました。
私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥は私のように、 地面を速く走れない。
私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のように、 たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい。
今回の『ともともPG』を通じて、子どもたちは『多様性』と『助け合い』『支え合い』の大切さに気づいてくれたようです。 これは、まさに対馬市社協が“学習のねらい”として掲げていたものです。 今回の〈学習〉+〈実践〉にご協力いただいた、すべての方々に感謝いたします。 ありがとうございました。 これからも本会は『ともともPG』を全力で推進していきます!
お問い合わせ先
社会福祉法人 長崎県社会福祉協議会 地域福祉推進課(担当:藤、石井) TEL:095-846-8618 Eメール:tiiki@nagasaki-pref-shakyo.jp
●『ともともPG』の詳細についてはこちら 福祉教育(ともともPG) | ボランティア | 長崎県社会福祉協議会ボランティアポータルサイト
投稿日時|2025年11月18日17時48分