令和7年度長崎県市民後見人候補者養成研修終了レポート

生活支援・権利擁護

 島原市・松浦市・対馬市・壱岐市・西海市・長与町・小値賀町の7市町をオンラインでつなぎ、
【基礎編】9/9,9/16,9/30、【応用編】10/7,10/14,10/21の6日間、標記研修会を開催しました。 
 本研修は、県内において、同じ地域に住む住民の視点で支援する「市民後見人」候補者を養成することを目的としています。判断能力が不十分であっても住み慣れた地域で安心安全に暮らしていく権利を守り、財産管理や身上保護等を地域で支えていくため、一定の基礎知識と技術を身につけた市民が将来的にその担い手となり、「市民後見人」として活躍することが期待されています。
 今後はフォローアップ研修や権利擁護の支援者としての実際の活動を通じ、さらなる知識・実践スキルの習得や経験を積みながら、市民後見人候補者が”候補者”に留まらず、将来的に「市民後見人」として活躍していただくことを目指します。

研修内容

  • 成年後見制度
  • 日常生活自立支援事業
  • 対象者の特性の理解と接し方
  • 対象者をとりまく危険 
  • 意思決定支援              
  • 福祉サービス等の理解
  • 成年後見制度の相談から申し立て
  • 成年後見人等の職務
  • 市民後見人の活動の実際                               etc.

実際に後見業務を行っている社会福祉士、弁護士、司法書士等の専門職をはじめとした講師をお招きし、「市民後見人」として必要な知識・技術・心構えについて学びました。グループワークの際は、受講者同士で積極的に意見交換を行いながら交流を深める様子もみられました。

研修参加者の感想

  • 実際の活動事例の話が聞けて大変勉強になった。
  • 後見人ができるのか不安しかありませんが、今回受講したことはとても良い経験になりました。
  • 成年後見人はとても大事な仕事だと思いますが、正直なところむずかしそう忙しそうで、自分がするとなると考えてしまいます。
  • 後見人としてどのような仕事をしていけばいいのか、大変わかりやすかった。
  • その方の思いや希望を大事にして、支援していく必要があると思いました。

来年度も同様の研修を開催予定です。
権利擁護の普及推進にご興味のあられる方はぜひ来年度の参加をご検討ください!

投稿日時|2025年11月10日11時38分