令和7年度地域共生共育(ともとも)推進員研修を開催しました!
地域福祉令和7年8月1日(金)オンライン(Zoomを使用)で「地域共生共育(ともとも)推進員研修」を開催しました。長崎県内の社会福祉協議会職員、行政職員、教育関係者、社会福祉施設関係者、民生委員児童委員等54名が、地域共生共育プログラム(ともともPG)について学ぶとともに、今後どのようにしたら長崎県内で実践できるかについての意見交換を行いました。
研修会の目的
地域の課題が複雑・多様化しており、地域住民一人ひとりが地域の課題を“我が事”と捉え主体的な行動をすることが求められています。そのような中、共に生きる力を育み、主体的な行動を促す福祉教育の重要性はますます高まっています。
本会では、令和6年度から福祉教育(学習)とボランティアなどの社会貢献活動(実践)に一体的に取り組む「サービスラーニングの手法」を用い、より効果的に“共に生きる”という意識を育むことを目指す新たな福祉教育プログラムを「地域共生共育プログラム(愛称:ともともPG)」と名付けてその定着に取り組んでおります。
地域共生共育プログラム(ともともPG)を定着させていくためには社会福祉協議会や学校等の教育機関に加え、地域の多くの個人・団体等の協力と理解が必要となります。
そこで、本県の福祉教育の状況や課題、実践例等について学び、県内各地で地域共生共育の実践を推進(推進する人を支援)する「地域共生共育(ともとも)推進員」を育成することを目的として開催しました。
研修会の内容
はじめに、九州医療科学大学社会福祉学部教授の川﨑順子氏に「地域共生社会を目指すうえでの福祉教育の重要性」と題し、ご講演をいただきました。
次に、本会事務局長の鶴田保子が「地域共生共育プログラム(ともともPG)について」、地域福祉推進課係長の藤秀憲が「地域共生共育推進に向けた令和6年度と7年度の長崎県社会福祉協議会の取組および長崎県内の市町社会福祉協議会の実践」を説明し、佐世保市社会福祉協議会の堀内雄大氏、雲仙市社会福祉協議会事業企画課係長の柿川知一氏から「令和6年度地域共生共育プログラム(ともともPG)の実践」をご報告いただきました。
その後、参加者で11グループに別れ「地域共生共育の推進・定着に向けての情報交換」を行いました。
参加者アンケート結果(一部抜粋)
◆「地域共生社会を目指すうえでの福祉教育の重要性は、理解できた人」が97%
Q. 「地域共生社会を目指すうえでの福祉教育の重要性は理解できましたか?」
A. 大変理解できた 34%、理解できた 63%、あまり理解できなかった 3%
◆「セミナーを聞いて、実践してみようと思った人」が 93%
Q. 「セミナーを聞いて、実践してみようと思いましたか?」と尋ねたところ、
A. 強く思った 34%、思った 59%、あまり思わなかった 7%
◆参加者からの声
・参加できてよかったと強く感じた研修でした。
今後の学校活動、生徒との関わり方の参考にさせていただきます。
・福祉教育の目標・目的を改めて考えるきっかけになりました。
・以前から、長崎県は福祉教育先進県と聞いていたが、時代の流れを詳しく聞くことができてとても勉強
になりました。「もっと福祉教育の内容を工夫して取り組みたい!」モチベーションアップに繋がり
ました。
・問題が起きるのも解決するのも「地域」であることがわかり、地域住民同士で助け合うためには福祉
教育 (子どもから大人まで)が必要であると感じました。
・はじめて、社協が取り組む「福祉教育」の実践を知り、勉強になり、感激しました。全県に福祉を熱く
語る、親、教員以外の大人(社協の方々)がいることは、子どもたちの宝だと思います。
お問い合わせ先
社会福祉法人 長崎県社会福祉協議会 地域福祉推進課 (担当:藤、石井)
電話:095-846-8618 メールアドレス:tiiki@nagasaki-pref-shakyo.jp
投稿日時|2025年8月7日14時11分