令和6年度災害ボランティアセンター運営訓練を実施しました。
地域福祉令和6年12月3日(金)、長崎県災害ボランティア連絡会と長崎県社会福祉協議会の共催で、令和6年度災害ボランティアセンター運営訓練を実施し、県内の市町社会福祉協議会、県行政、県社協、計34名の職員が参加しました。
訓練の目的
近年、大規模な自然災害が頻発しており、県内でも災害ボランティアセンターが設置される程の被害が発生しております。
長崎県地域防災計画では、社協が災害時のボランティア活動の拠点として、災害ボランティアセンターを設置し、ボランティアによる支援活動を行うこととされています。
そこで、いつ、どこで発生するかわからない災害に備え、市町社協職員が災害 VC を運営できるように本訓練を実施しました。
訓練の様子
訓練は、「災害 ボランティアセンターに関する基礎知識と心得」の講義から始めました。
災害ボランティアセンター運営訓練を実施する前に、参加者同士で災害ボランティアセンターの運営に係る役割分担、作戦会議を行い、訓練を実施しました。
訓練では、災害ボランティアセンター運営者役とボランティア役に分かれ、以下のセンター運営の流れを確認しました。
①ボランティア受付
ボランティアの受付、ボランティア活動保険の加入状況の確認、名札を作成する。
②オリエンテーション
被災者のプライバシーの保護や寄り添うことの大切さなどボランティア活動上の留意事項等を説明する。
③マッチング
被災者からの依頼内容の説明を行い、参加したい活動をボランティアに選択してもらう。
④グルーピング
ボランティアのグループをつくり、リーダーを決め、詳しい依頼内容を説明する。
⑤資材の貸し出し
活動に必要な資材等の貸し出しを行う。
⑥活動報告
活動を終えたボランティアから活動状況と活動継続の有無を確認、活動継続が必要な場合は、引継ぎ事項を聞き取る。
※災害ボランティアセンターの運営では、被災者からの依頼の受付、各種情報発信などの業務もありますが、今回の訓練では、上記事項のみに絞って実施しました。
訓練終了後、参加者同士で訓練の振り返りと今後の災害ボランティアセンターの設置運営等について情報交換を行いました。参加者からは、「市町社協でも定期的に訓練を実施し、職員が災害ボランティアを運営できるようにしていきたい。」「災害ボランティアセンターの運営には、住民や関係機関などにもご協力をいただけるように日頃から準備を進めていきたい。」などの意見がありました。
また、参加から「災害ボランティアセンターの雰囲気が分かった。」、「全職員が災害ボランティアセンターを運営できるように所属の社協でも災害ボランティアセンターの運営訓練を実施する必要性を強く感じた。」、「訓練を所属で実施するための参考になった。」、「被災地に派遣された職員と一緒に訓練や意見交換ができ、とても勉強になった。」などの感想もいただきました。
今後とも災害に備え、日頃から訓練等を実施していきたいと考えています。社協の職員だけでなく、一般の方を対象とした研修を企画していきますので、機会があれば是非、ご参加ください。
投稿日時|2024年12月9日11時00分