第6次長崎県社協地域福祉推進・基盤強化計画
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第1章1基本理念 長崎県社会福祉協議会(以下「県社協」という)は、基本理念に基づき、「第6次県社協地域福祉推進・基盤強化計画」(以下「第6次計画」という)を推進します。2計画策定の趣旨等⑴ 計画策定の趣旨  社会福祉をめぐる情勢により、地域共生社会の実現に向けた取り組みや生活困窮者対策をはじめとする重層的な支援体制の確立、社会保障・福祉制度改革後の社会的期待への対応など、より包括的な協働の場づくりが求められています。4  一方でコロナ禍や急速な少子高齢化や地域における相互の助け合い機能の低下等を背景として、子どもの貧困をはじめとする生活困窮者の増加、虐待、孤立死、ひきこもり、ダブルケアの問題など、現行の制度だけでは解決できない複合的な生活・福祉課題は深刻化してきています。  また、新型コロナウイルス感染防止対策の一環としてICT化が急速に進化し、これらは、人々の生活様式や価値観にも大きな影響を与えるとともに、地域福祉推進手法だけでなく様々な取り組みにも、時代に合わせた変革が求められています。  このような状況を踏まえ、第5次計画を見直し、今後さらに県社協として取り組むべき課題や役割を明らかにしたうえで、直近3年間の方針を示した「第6次県社協地域福祉推進・基盤強化計画(令和6~8年度)」(以下「第6次計画」)を策定します。⑵ 計画の性格と役割  県社協では、平成10年4月に「長崎県社協基盤強化・活動中長期計画」を策定し、その後、「改訂版」「第2次計画」「第3次計画」「第4次計画」「第5次計画」と一貫して地域福祉の推進に積極的に取り組んできました。第6次計画も、その理念を継続し、県社協の地域福祉活動の総合的な推進のための「行動(活動)計画」と位置づけます。  また、第6次計画は、県社協の組織、財政、事務局体制等の今後のあり方を示す「県社協発展強化計画」の性格も有します。私たち長崎県社会福祉協議会は、“つながりの力”を活動の礎ととらえ、どのような境遇を抱えていても安心して幸せに暮らすことのできる 長崎づくりを進めていきます。基本理念計画の概要

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